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フランスの教育

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フランスのパリに15歳(くらいだと思う)の息子さんと暮らす作家、辻仁成さん。その辻さんが『design stories』というウエブサイトをやっていて、そこに彼が日記を書いています。ワタクシは辻さんのツイッターのつぶやきに励まされることが多いのですが、日記も興味深く読ませてもらっています。で、昨日の日記が↓です。

中学生が「第二次世界大戦がなぜ起きたのかを第二次世界大戦時の欧州各国の軍事バランスとそれに関わった人間たちの心理的歴史的民族的背景について説明する」って、すごいと思います。ひとつの事象について、多角的に学びを深めないと自分の言葉で説明できないでしょうね。日本では年代を覚えることが歴史を理解することのようになっているので、大きな大きな違いと思います。
現代の日本では「日中戦争や第二次世界大戦の時の日本が一方的に悪いことをした」というように教えられています。なぜ日本が朝鮮半島を併合しなければいけないと判断したのか、なぜ中国大陸で戦線が拡大したのか、何が引き金だったのか、なぜ日本はアメリカ、イギリス、オランダなどを相手に無謀とも思える戦争をしたのか、等々、日本が一方的にルールを無視して行ったのではなく、いろいろな出来事が重なって選択した結果です。誰か一人が悪いわけではなく真実は複雑なのだろうと思います。相手が日本にしたことも含めて、背景を広く学ばなければ、歴史は見えてこないし理解もできない。中学生の時からこのような学びができるフランスがうらやましいです。フランス人は自虐史観を持たないでしょう。日本もそういう歴史教育をしてほしい、そう願うおばちゃんです。




by kobuobachan49 | 2019-01-09 11:51 | 考える | Comments(0)

田舎に移住したおばちゃんの気まぐれ日記 keepsmiling                                    


by kobu
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